ウォンバットはタスマニアの有袋動物。
一般的に人懐っこい動物として注目されており動物園でも人気ですが、なぜ人懐っこいか気になるところ。
そこで今回は「なぜウォンバットは人懐っこいのか?」を生態的観点と実際にオーストラリアで触れ合った経験から解説します。
記事後半では、ウォンバットはうつ病になるのか?まで解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【なぜ】ウォンバッドが人懐っこい理由
結論から言うと、ウォンバットは別に特別人懐っこいわけではありません。
単純に外敵のいない動物園で安定的にエサをもらえるから安心して生活しているだけでしょう。
実際、野生のウォンバットは場合によっては人間に牙をむくこともあります。しかも、時速40㎞で走ることも可能。
とはいえ、他の生物より人懐っこいのも事実。その理由としては下記が考えられます。
- 警戒心が比較的薄い
- 元々は集団で生息していた
順番に解説しますね。
なぜ人懐っこい?①:警戒心が比較的薄い
ウォンバットは警戒心が比較的薄め。
その理由は外敵が少ないからでしょう。ウォンバットはオーストラリアに生息しており、天敵にはタスマニアデビル、ディンゴ、フクロネコなどが挙げられます。
ただ、襲われた際は頭から巣穴に潜りこみ、お尻で穴に蓋をして身を守るそう。お尻は皮膚がぶ厚く痛覚もないようです。
そのため警戒心が比較的薄いのでしょう。その結果、人間にも脅威をあまり感じずに人懐っこいように感じると推測できます。
なぜ人懐っこい?②:元々は集団で生息していた
ウォンバットは元々は集団で生息していました。
現在では環境の変化により生息数が減少、その結果として単独での行動をする個体が多いですが、もともとは集団で生息していた生物。
それ故に寂しがり屋な一面もあるのかもしれません。実際、人間に撫でられ安全に暮らすウォンバットは寿命が劇的に伸びているケースが多いです。
ウォンバットは無害な見た目や、上記のような理由から人懐っこい生物と認識されています。
ウォンバットはうつ病になる?
結論、うつ病にはなります。
が、事例が特殊なので、すべての個体のウォンバットがうつ病になるわけではありません。
普段から抱きしめられたり撫でられたり、人間に接触の多い個体がサイクロンによって動物園が閉鎖されている間、触れあいがゼロとなり、うつ病になったケースはあります。
ウォンバットの生態
ウォンバットは比較的大きな有袋動物。
体長は約80〜120センチメートルで、特に太い後肢と大きな頭部が特徴。ウォンバットは夜行性で、夜間に活動し、昼間は地下に穴を掘って過ごします。地下の巣穴は非常に堅固で、防御力が高く、主に一夫一婦制で生活します。
主に草食動物で、特に草や木の葉を摂取。歯は非常に強力で、木の幹や樹皮を噛み砕くことが得意です。食事をする際に立ち上がって後ろ足で支え、前足を使って食べ物を掴むのが一般的。
繁殖期になると、ウォンバットは一度に1匹の幼獣を産むことが多く、母親の前ポケット(マースポケット)に幼獣を収納します。幼獣は生後約6か月間は母親のポケットで成長し、その後、地上で親に従って生活します。ウォンバットは比較的長い寿命を持ち、最大で約15〜20年生きることが可能です。
ウォンバットの生息地は多様で、草原、森林、山地などに分布しています。地下の巣穴を掘り、これを避難所として利用し、天敵から逃れるのに役立てます。
【なぜ】ウォンバットが人懐っこい理由:まとめ
ウォンバットが人懐っこい理由
- 警戒心が比較的薄い
- 元々は集団で生息していた
ウォンバットは動物園で人気の動物。
比較的人懐っこい性格ではあるものの、大元のルーツ的には特別人懐っこい動物ともいえません。
とはいえ、動物園で飼育されているウォンバットは人懐っこいので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
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